モーニングジュエリー

昨日は 礼装用のパールをということで アマレッティさんに来ていただきました。


黒蝶貝のパールネックレス
お客様のリクエストの価格帯で 15~30万くらいのもの。


巻きや 輝き カラー 傷の具合などで 様々でした。


お嫁入りのお道具としてのパール
もちろん 晴れの場でも 正式なものとしても 活躍しますので みなさん 一つはお持ちですよね。


アコヤの白のパールに違和感を感じ始め おしゃれ用には タヒチパールのバロックのロングをすることが増えました。

では、悲しみのお席では どうしたらよいのかというお話から 黒蝶貝を持ってきて頂きました。


すでに お嫁入りのときに それもご一緒に持ってこられていることもあるでしょうが 私もそのお客様も 持っていなくて
昨日見せていただきました。


アマレッティさんに いろいろと教えていただいたのですが

mourninng(悲しむ)・・・モーニングジュエリー・・・

と、いうそうです。

morning(朝)では ありません。


ジュエリーの歴史の長い欧米では モーニングジュエリーには いろいろ場所や位により 細かな決まりがあるらしいのです。


例えば  女王の服喪期間の後期だと ダイヤモンドなどの色のない石は認められるとか。

イギリスでは 白のパールも
服喪期間の後半ではOKらしいので 葬儀ではNGだったらしいです。


日本は ジュエリーの歴史も短いですので 皇室が参考になるようです。



日本の皇室では
パールではなくジェットという化石からできたネックレスが正式だとか。


では 何を選べば良いのか?ということですが
若いうちは 白のパールでもよいでしょうし 黒蝶貝は 一般的です。

黒蝶貝も 使い方で 普段のお洒落にも使えますしね。


ただ、やはり悲しみの席用として選ぶのは 美しさより いかにその人に合うか。

目立ちすぎるのはよくないので
黒のお洋服に合わせてみて お肌の色や雰囲気で いちばん馴染むものを選ぶのがよいので
あまり巻きや艶やカラーから選ばない方がよいだろうとのアドバイスを頂きました。


他のお客様で お嬢様のお道具に考え来られましたが
やはり ご本人をお連れして 合わさせて頂くのがベストですねとなりました。


私も 黒蝶パールを考えてましたが
普段は 愛用のタヒチパールがあるので 
喪専用には ジェットが良いかなとの結論に至りました。


今回は 良いジェットがなかったので
また次に持ってきて頂くことにしました。

ジェットは お値段も5万くらいからと とてもリーズナブル。
それでいて正式となれば 安心できますね。


最近は、高齢化に伴い
引退して長くなり 家族葬という形を取られることも多いので モーニングジュエリーは不要ということもあります。
 

賢く選ぶという考えもありだと思いました。



結局、今回のリクエストのお客様は

悩んだ結果

その方の普段の着こなしにぴったりのタヒチパールのロングになさいました。

モーニングジュエリーとしては
シンプルな黒蝶貝のピアスを次回ご用意させていただくことに。


他に綺麗なタヒチのマルチカラーもあったので アップしておきますね。




また、なんでもご相談を承りますので 遠慮なくいってくださいね。




昨日のお話でした。




昨日は寒かったですが
今日は 少し暖かになりそうですね。



また、後程 春物アップしますね!


今日も元気にお待ちしております。



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