若い頃に 買っていただいたそうなのですが
その時は どうしてもこれをピンキーリングにしたくて
なんと、4号サイズでオーダーしてしまったと。
ショップの方にも
「このタイプは 絶対にサイズ直し出来ないので やめたほうがよい」と言われたけれど
その時は ピンキーリングにしたかった(笑)と。
お子さまも生まれて 忙しく こういうリングをする機会も減り しばらく仕舞い込んでおられましたが
子供も小学生になり ちょっと着飾ってお出かけすることもあるようになり
お年頃的にも こういう華やかななのが似合うようになってきたら
小指ではなく 普通にしたい。
でも、4号はさすがに入らない。
チェーンに通したりもしたけど
やっぱりリングはリング
気に入ってるから 売りたくはないし
今これを買い直すのも…
どーにかならないのか?
で、職人さんに相談してみました。
測って見て、ご希望サイズは9号
5号のサイズアップ
実寸5ミリ
そんなこと出来るのか?
職人さん
さすがに驚かれました。
ブランドリングですしね、やっぱり手を入れてしまうと もうブランドではなくなります。
後ろの一番目だないところで伸ばしますが カットするので 裏の刻印もなくなります。
さらに 伸ばすのが5ミリなので
形を整えるのが難しい
リフォームは 一から作る以上に技術が必要だそうです。
全体に埋め込まれたダイヤ
一部はずさなくてはなりません。
新しいダイヤも足さなくてはなりません。
最善は尽くすけど 現状と寸分の違いもないように出来るかどうかは 約束は出来ない。
それでも良いなら やれないことはない。
職人さんらしいお返事です。
やってみせる
そんな意地も感じました。
職人さんの言葉も伝え お見積の金額をお伝えし
リスクも含めて 納得いただけたのでので リフォームすることになりました。
最後の仕上げ段階で、連絡があり
5ミリ伸ばした部分に新しく埋め込むダイヤなのですが いざ地金に埋め込んでみると 予定していたダイヤを置くと 色が微妙に違う。
やはりブランドリング 質が良いダイヤなので それに合わせたいので 15000円ほど 高くなっても良いでしょうか?と。
お客様にご相談したところ 快諾して頂けたので 進めさせて頂きました。
そして 待つこと3ヶ月
仕上がりました。
職人さん曰く 「厳密に云えば 真円ではない」と言われましたが
正直 素人目にはわかりません。
お客様も 本当に喜んでくださいました。
職人さんも 本当に大変な作業だったようです。
リフォームは難しい部分も多いものです。
お客様の想いと理想
私が考える仕上がり
職人の目からみた 現実
どうしても 一番良いものへの期待が先行してしまいます。
なので 細かく打ち合わせをして
職人さんとも 確認をして お客様にも 様々な可能性を お話して ご納得頂いて上で進めさせて戴きます。
なので 仕上がりは 三者にとって 納得いくものになり 喜んでいただけるので 私も嬉しいです。
そのまま使うもの
捨てるもの
直して使うもの
いろいろあって良いのです。
でも、これはどうかしら?と悩んだとき ぜひ一声かけてみてくださいね。
今日もいろいろお問い合せありがとうございます。
外出から戻りましたので
元気にお待ちしております。
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